この記事は、出生前診断を受けるかどうか悩んでる妊婦さん向けに、
私の経験をまとめています。
出生前診断とは
妊娠初期から中期にかけて受ける検査で、
お腹の中の赤ちゃんがダウン症であるかどうかを調べることができます。
一般的にはまずは非確定検査で調べて、陽性が出たら確定検査へ進むか考えます。
11〜13週 コンバインド検査 血液検査+超音波検査 約3〜4万円
15〜17週 クアトロ検査 血液検査 約2万円
10〜22週 NIPT 血液検査 約15〜20万円
15〜18週 羊水検査 約20万円
初産の時はコンバインド検査を受けました
コンバインド検査は、現在大学病院でしか受けることができません。
初産の時、出産予定だった病院がたまたま大学病院で、出生前診断の説明会もありました。
精度が高いのはNIPTだけれど、料金が高い…
そちらの病院には、超音波の専門医の先生がいらっしゃったので、コンバインド検査を受けることにしました。
この時の私達夫婦は、大して悩みもせず、ダウン症だったら絶対に育てられない。
だから出生前診断は絶対に必要だと思っていました…
2回目の妊娠時はとても迷いました…
主人からは、「不安な気持ちを解消したいなら受けたらいいけれど、自分は受けなくていいと思う。」
と言われていました。
今回は出産予定の病院が大学病院ではなかったので、
コンバインド検査を受けるなら前回の病院に受けに行く選択肢もありましたが、
あまり気が進まず…
今回の妊娠は、死産を乗り越えて、1年妊活をしてやっと授かれた子。
辛いつわりを乗り越えて、お腹の中で元気に育ってくれてる我が子を思うと、
命の選択を考えることになる検査をするということに抵抗がありました。
35歳での妊娠なので、もちろん、ダウン症だったらどうしよう…
という不安もありました。
安心したい気持ちと、もしも悪い結果が出てしまった時のことを考えると、なかなか決断できませんでした…
とりあえず、値段もそこそこのクワトロ検査を受けようかと思いましたが、
クワトロ検査は陽性か陰性かではなく、パーセンテージを出す検査。
もしも可能性が30%と言われたら、不安が解消するのか‥?
50%と言われたらもっと不安ではないか‥
病院の先生にも、パーセンテージの結果は妊婦さんが不安になる可能性もあるから、
あまりお勧めできないと言われました。
しかし、そうなると残りの選択肢はNIPT。
価格は17万円程です。
私達が考えていた予算からかなりオーバーしていたので、決めることができませんでした。
21トリソミーだけ調べられるクリニックを発見!
色々悩んだ結果、私達は21トリソミーだけ知れたらいいという結論になりました。
13トリソミーや18トリソミーも知りたくないわけではないのですが、
もしも21トリソミーの子が生まれた時に、自分達より長生きすることを考えると、
自分達がいなくなった後にその子が1人になってしまうのではないかと心配だったからです。
病院に21トリソミーに特化した検査はなかったのですが、
ヒロクリニックさんには、NIPTのそのような検査がありました。
しかも価格も5万円。
そして、+3,000円支払えば、もしも羊水検査をすることになった時に
無料で受けられるというすごい特典があります。
通常、羊水検査は20万円程かかるので、これが無料になるのはとてもありがたいですよね。
それに加えて、
ヒロクリニックさんには他にも色々なプランがありました。
もっと多くの病気を調べる検査もありましたが、あまり知りすぎるのも不安だと考え、
どうしても知りたかった21トリソミーの検査のみにしました。
医学が進んで選択肢が増えた時代に、どう考えていくのか
母の時代には、新型出生前診断はなかったそうで、母は受けるかどうかの選択肢もなかったと言っていました。
医学が進んだおかげで、多くの命が助かるようになった今、私達の選択肢は昔よりも増えています。
正解がないからこそ、自分で知識を持って、考えて決める。
出生前診断を受けるか悩んでいる妊婦さんはなかなか結論が出ないと思いますが、こうやって悩み考える時間がとても大事なのだと思います。
自分がお腹の子供に対してどう向き合っているのか、きちんと考え抜いて答えが出せれば、後悔はないと思うからです。