この記事は死産経験者の私が、
流産・死産をされて辛い思いをされている方の心が少しでも
癒されますように、という想いで書いています。
私が実体験から感じたことをお伝えしています。
辛い想いをしたママが前に進むためのきっかけになれば嬉しいです。
そして、こんな出産があることも知ってもらえたらと思います。
実家の家族からの助け
苦しかった出産が終わって、退院。
実家に行って両親とゆっくり過ごす方もいれば、
自宅に帰って過ごされる方もいらっしゃるかと思います。
私は、退院して2週間は実家で過ごしました。
両親に加えて、1人暮らししている妹も帰ってきてくれて、
4人で賑やかに過ごしました。
何だか昔に戻ったみたい。
こんな時間を与えてくれて、赤ちゃんから、
「家族を大切にしてね」
と言われているような気がしました。
私を1人にしないように、誰かが必ず家にいてくれて。
泣いている暇はありませんでした。
母は、出産したばかりの私の体を労ってくれて、家事を全部こなしてくれて。
妹は、仕事で忙しい中、毎日実家に帰ってきてくれて、
美味しそうなスイーツを買ってきてくれたり。
父は、不器用ながら、ただ一緒にいて私の話相手になってくれました。
自分で向き合わなければ前に進めない
実家で過ごしてから2週間。自宅に戻りました。
母からは「もっとうちにいたら?」と言ってもらいましたが、
1人の時間を作って、自分の気持ちに向き合うことで前に進もう!
と思い、自宅に戻りました。
自宅まで送ってくれた母との別れ際、
たくさん助けてくれた母に、生きた孫を抱っこさせてあげられなかったこと、
こんな結果になってしまったことが悔しくて、
部屋に戻ってから、大泣きしました。
お母さん、本当にありがとう。
楽しみにしてくれていたのに、ごめんね。
自宅に戻ってからは、日中は1人。
主人は仕事なので、朝と夜しかいません。
実家にいれば、家事もしてもらえるし、家族と賑やかに過ごせる。
でも1人になって、自分の気持ちと向き合わなければ、本当の意味では前に進めません。
だから、私は自宅に帰ろうと決めました。
死産から2ヶ月は、毎日を生きていれば十分
1人の時間が増えた日々。
毎日、お空の息子の写真を見ては泣く。
インスタグラムに気持ちを書く。
ゆったりと過ごす。
こんなことの繰り返し。
何かしようという気もおきない。ただ、過ぎていく毎日を過ごしていく。
心に響く曲を聞いて、お空の世界の本を読み、コウノドリを見て泣く。
興味のあることはそれだけ。
そんな毎日。
でもそれでいいんです。
それだけですごいんです。
生きているだけで十分なんです。
それだけ辛い思いをしたのだから。
必ず、前を向ける時がくる
ただ過ぎていく毎日を過ごしていくと、気持ちにも変化が表れてきます。
時間が解決するという言葉はしっくりきませんでしたが、
時間がたつことで、気持ちのもっていき方が分かるようになる。
赤ちゃんからのメッセージを受け取って、
赤ちゃんが来てくれた意味が分かってくると、
少しずつ受け入れることができるように、なってきます。
でも、まずは、ゆっくり。ゆっくり。
無理のないペースで進んでいきましょう。