この記事は死産経験者の私が、
流産・死産をされて辛い思いをされている方の心が少しでも
癒されますように、という想いで書いています。
私が実体験から感じたことをお伝えしています。
辛い想いをしたママが前に進むためのきっかけになれば嬉しいです。
そして、こんな出産があることも知ってもらえたらと思います。
夫の友人からの言葉に涙
お空に還った息子は何を伝えにきたのだろう‥
死産をしてからずっと考えていることでした。
家族の大切さ。
命の大切さ。
旦那さんは家族を作ることへの意識が高まったと。
どれも大切なこと。
でもいまいちそれだけではしっくりこないし、
どうしてお空に帰ってしまったのか分からない。
私達にまだ迎える準備ができてなかったのかな。。
そんな時に夫の友人から、
と言われました。
それを聞いたら、涙が溢れました。
そういえば、切迫流産で入院して、自宅安静になった1ヶ月はコロナが流行り始めた頃。
緊急事態宣言が出てからは、赤ちゃんの為にもほぼ家から出ない生活をしていました。
そして、解除になる直前まで赤ちゃんはお腹の中にいてくれました。
って伝えたくて、私を守りたくて、
来てくれたの?
もちろん、それだけではないと思いますが、もしそうだったらと思ったら、涙が止まりませんでした。
死産2週間後に感じた赤ちゃんからのメッセージ
私が本当にままになる前にもう一皮むけるように、試練を与えてくれたのかもしれません。
両親や妹との時間をたくさんくれて、家族のそばで家族を大切にしてねって言ってくれてるのかもしれない。。
我が子がこんなに愛しいものだって教えてもらったから、これまで以上にままになりたいと思うようになりました。
そして当たり前だけど、我が子は何よりも大切にしないといけない事も痛いほど知りました。
我が子を亡くす母親としての最大の悲しみを知って、強い母親になれるよう導いてくれてるのかもしれない。
この先に、この経験を糧に何かを成し遂げる未来が待っているのかもしれない。。
それと、
せかせかばかりしている私に、前進しない時間があってもいいんだよ、って教えてくれたのかもしれません。
こんなに辛くても、妊娠できて良かった?
きっと、妊娠9ヶ月でお空に帰ったのは息子が決めたタイミングだったのだと思います。
私に持ってきたメッセージが1番伝わると思った時だったのかもしれません。
出産して2週間。1ヶ月。半年、1年…
どのタイミングにもぶれずに思っていたのは、
本当に苦しかったけれど、今回の出産は私にとって大切な経験でした。
出産は大変だったけれど、なければ良かったとは思いません。
赤ちゃんがたくさんの気付きや幸せを与えてくれて、私を守りに来てくれたと確信してるからです。
息子の想いを尊重する
子育てはままの希望じゃなくて、子供が決めた事を尊重していく事が大切なのかもしれません。
お空の息子が大切なことを教えてくれました。
色々な意味で、息子は私達夫婦を守ってくれました。
成長させ、私達の未来をより良いものにする為に。
今苦しくても、何年後かがすごく幸せになるように来てくれたのかもしれません。
それは彼にしかできないことだったのかもしれない。
だから命がけできてくれたのかな、と思うし、
お空に還ることを決めた息子の意思を尊重したいと思いました。
赤ちゃんもママも絶対に悪くない
死産したばかりの時、現実を受け入れ始めてからたくさんの後悔が襲ってきました。
もっと、胎動に気をつければ良かった。
異変に気づいていたのに、なぜすぐに病院に行かなかったのだろう。
もっとゆっくり過ごしていたら良かったのかもしれない。
でも、ママはその時の最善を尽くしていたはず。
初めてのことで、どうしていいか分からないのはみんな同じです。
赤ちゃんも悪くなければ、ママも悪くないんです。
それは、絶対に。
外から見えないお腹の中では何が起きているのか完全には分かりません。
だから、ママは自分を責めないでくださいね。
ママが自分を責めていると、お空の赤ちゃんが悲しんでしまいます。